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おひとりさまの終活を支える、自治体の支援事業

頼れる家族が近くにいない人の終活を、無料で支援している市区町村があります。エンディングノートを配り、相談に乗り、もしものときの連絡先や葬儀の希望を預かる。身寄りのない人の葬儀・納骨の生前契約まで仲介する自治体もあります。全国1,741自治体の公式サイトを巡回し、211自治体で支援の記載を確認できました。民間の身元保証や死後事務の契約を考える前に、お住まいの自治体に何があるかを見ておくと、お金をかけずに済む部分が分かります。

掲載自治体
211件
公式ページで確認
エンディングノート配布
142自治体
無料配布・ダウンロード
登録事業
21自治体
連絡先・希望を預かる
生前契約支援
13自治体
葬儀・納骨の仲介

支援の種類と、実施している自治体の数

いちばん多いのはエンディングノートの配布で142自治体、次が終活の相談窓口やセミナーで90自治体でした。複数の支援を組み合わせている自治体は50あります。おひとりさまに直接効くのは、数の少ない残り2つです。

エンディングノートの配布(142)自治体オリジナルのノートを窓口で無料配布、またはサイトからダウンロードできます。市販品と違い、その自治体の相談窓口や制度の連絡先が刷り込まれているのが利点です。書き方はエンディングノートのガイド
終活の相談・セミナー(90)個別相談や講座・出前講座です。地域包括支援センターや社会福祉協議会が窓口になっていることが多く、費用はかかりません。何から手をつけるか分からない段階で使えます
登録事業(21)緊急連絡先・かかりつけ医・エンディングノートの保管場所・葬儀の希望などを、生前に自治体へ登録しておく仕組みです(「わたしの終活登録」などの名称)。倒れたときや亡くなったときに、病院や警察の照会に自治体が答えます。身寄りのない人ほど効きます
葬儀・納骨の生前契約支援(13)身寄りのない低所得の人などを対象に、葬儀社との生前契約を自治体が仲介・見守る事業です。対象要件が細かく決まっているので、公式ページの確認が要ります

登録事業・生前契約支援がある自治体

おひとりさまにとって、ノートを書くことより難しいのは「倒れたとき、それを誰が読むか」です。登録事業はその穴を埋めます。巡回で確認できた自治体は次のとおりです(リンク先は都道府県別の一覧で、各自治体の公式ページへ進めます)。

※事業名・対象要件(年齢・世帯・所得)は自治体ごとに異なります。利用できるかどうかは各公式ページでご確認ください。

自分の自治体が載っていないとき

掲載がないことは、事業がないことを意味しません。自治体サイトの作りによっては見つけられないためで、全国1,741自治体を巡回して記載を確認できたのは211自治体でした。確実なのは地域包括支援センターに電話して「終活の支援はありますか」と聞くことです。65歳以上なら誰でも使える無料の窓口で、中学校区に1つ程度の密度で置かれています。市役所の代表番号にかけて「地域包括支援センターにつないでください」と言えば足ります。

もう一つの探し方は、自治体名と「終活」「エンディングノート」を並べて検索することです。福祉課ではなく市民課・住民課が担当していることもあり、部署名から探すと遠回りになります。

自治体の支援では足りない部分

自治体の事業は、情報を預かる・相談に乗るところまでが中心です。実際に動いてくれる人までは用意してくれません。入院時に保証人を求められたとき、亡くなった後に部屋を片付けて解約する人が要るとき、判断力が落ちた後にお金を管理する人が要るとき——ここは契約で手当てする領域です。

順番としては、自治体の登録事業やノートで情報を整えてから、足りない役割だけを契約で埋めるのが無駄がありません。先に高額なパック契約をすると、自治体で無料でできた部分にもお金を払うことになります。

よくある質問

自治体の終活支援は誰でも使えますか
エンディングノートの配布や相談は、その自治体に住んでいれば年齢を問わず使えることが多いです。一方、登録事業や生前契約支援は「65歳以上」「身寄りがない」「所得が一定以下」といった要件がつくことがあります。要件は自治体ごとに違うので、各ページのリンク先でご確認ください。
費用はかかりますか
エンディングノートの配布、相談・セミナー、登録事業は無料の自治体が大半です。生前契約支援は、自治体の仲介自体は無料でも、葬儀社に払う費用(数十万円)は自己負担になります。
登録しておくと、何が変わりますか
倒れて意識がないとき、身元が分からないとき、亡くなったときに、病院や警察が自治体へ照会します。登録があれば、緊急連絡先やかかりつけ医、葬儀の希望が本人の意思として伝わります。頼れる家族が近くにいない方ほど効果があります。

都道府県から探す

補足
この一覧は各自治体の公式サイトを自動巡回して作っています。掲載がない自治体に事業がないとは限りません(サイトの構成によっては見つけられないため)。お住まいの自治体名+「終活」で検索するか、地域包括支援センターに「終活の支援はありますか」と聞くのが確実です。事業の内容・対象・申込方法は必ずリンク先の公式ページでご確認ください。

あわせて確認 — 自治体の支援で足りない部分は身元保証サービス死後事務委任契約任意後見契約へ。エンディングノートを書き始めるなら書き方ガイドに。

※掲載内容は各自治体公式ページの記載を確認日時点で整理したものです。最新の実施状況はリンク先でご確認ください。