売れない、は地獄である。どうすれば売れるのか。逆転するためのノウハウ。

「売れない」を逆転する。売れる思考と技術

マーケティングとセールス

売れないものを売る方法。例として「もやし」と「ポリ袋」。

投稿日:2018年1月1日 更新日:

まず確実に言えることは「売れないものを売る」のはしんどい。

販売する商品やサービスを選べるのなら、わざわざ売れないもの(売れていないもの)を選ぶのは止めたほうがいい。

ましてや「売れないものを売るオレがカッコいい」などという勘違いは地獄への入り口である。

とはいえ、もしあなたが売れない商品・サービスを扱っている会社に勤め、なおかつその営業を担当している、となれば頑張るしかない。

一般に売れない商品、売りにくい商品を売るにはどうすればいいのか?

もやしを売る

そう、あの「もやし」。

スーパーで10円とか、20円とかで売られているアレである。

野菜?根菜?よく分からないくらい興味がない(笑)。

幾多の商品のなかで、わざわざもやしを選んで売りたいだろうか?私はそう思わない。

なので、もやしを「売れないもの(というか売れにくいもの)」の例としてみた。

昭和からある商品で新しさはなにもない。

ライバルはすでに山ほどいる。

そのもやし市場に、ふつうのもやしを手に握りしめて参入するならどうするか。

まず第一に「どうでもいいこと」と思ってたとしても、もやし作りに関することを書きだしてみることだ。

産地はどこか(何県何市とか)。どんな農地で作っているのか。どんな工場で品質チェックをしているのか。どんな水を使っているのか・・・などである。

仮に栃木県(ここは日本一のもやしの産地らしい)で、地下水を使って作っているなら、パッケージにこんな風に書くことができる。

「日本一のもやし名産地、栃木産!那須山麓の名水から作られたミネラルたっぷりのシャキシャキもやし!」

・・・・我ながらたいしたコピーではないが、ただ袋に「もやし」と書いている商品よりかは手に取ってもらいやすくなるはずだ。

「おっ?今まで食べてきたもやしより美味しいかも」と思ってもらえることはもちろん、買った人は家に帰ったあと家族に「このもやし、那須の名水から作られているらしいよ」というネタを提供することができる。

生産者にとっては、栃木で作っていることも、地下水を使っていることも普通であり、特徴にもならないと感じているかもしれないが、まずは先入観をとっぱらって「関連する情報」を集めてみることが大事なのだ。

栃木が名産であることは誰も知らないのでニュース的な要素がある。

那須は皇族の避暑地でありブランド力のある地名である。

これらの情報を付け足すことで、ただのもやしが、「なんだか食べたくなるもやし」に変わっていくのだ。

次に「もやしを使ってできること」を挙げてみる。

例えば「シメジと創味シャンタンを使った、80円でできるクソうまい副菜」のレシピを近くに置いておく(レシピというほどのものでもないので、場所も文字数もいらない)。

できればシメジと創味シャンタンも近くに置いておく。

そうすると、フラーっと売り場にきた主婦は「あ、これ旦那に食わせよ」とあまり何も考えずに手に取ってくれるかもしれない。

他者のもやしを使っても同じことができるので独自性のアピールにはならないが、自社のもやしの近くに置いておけば、わざわざ離れた場所にある他社のもやしは手に取らない。

心配なら「ウチのもやしは水分が適量なので、いい感じのシャキシャキ感を残しつつ、シャンタンとシメジの風味がよく染み込むんです」と書いておけばいい。

ポリ袋を売る

ただのポリ袋。

スーパーに行けば、ロール状にして置いてあったりする。

タダで持って帰っても誰も怒らないが、たくさん持って帰ろうとすると怒られるアレだ。

ロール状のアレを自社製品のコレに入れ替えてもらう、ということになると話が違ってくるので・・・

「ポリ袋販売コーナー」で、自社製品(小さ目のポリ袋30枚1セット、みたいなやつ)を一般ユーザーに売る、という状況を想定したい。

これも、もやしと同じパターンで考える。

第一に、ポリ袋作りに関することを書きだしてみることだ。

「国産です」「リサイクルです」「透明です」「破けにくいように従来製品より強度を高めています」「燃やしても有毒物質が出ません」・・・などである。

少しでもグッときそうなものがあれば採用したい。

「強度が高い」「有毒ガスを出さない」などはいい情報だ。こういうことを気にするユーザーは一定割合存在する。

あるいは、袋から取り出しやすい⇒ツルツルすべらずにさっと取れる工夫などがあれば、かなり良い。

必ず何かあるはずなのだ。

「不純物が混ざらないよう、向上での品質管理をこのくらいやっている」などや、「とにかく他社安い」なども情報になる。

袋に「ポリ袋」とだけ書かずに、何か加えられないか?を、限界まで絞り出すことだ。

次に「ポリ袋を使ってできること」を挙げてみる。

例えば、我が家では、車のダッシュボードに小さいポリ袋(30枚入り)を常備している。
車内のゴミを捨てるときとか、汚れたものができちゃったときとか、誰かがゲロしそうになったときとかに、とても重宝する。

ぐしゃぐしゃのポリ袋をダッシュボードに放り込んでいるだけでは見栄えが悪いが、ちゃんと収納されたポリ袋は場所もとらず、見栄えも気分も悪くない。

災害時に車で何時間か何日か過ごす、みたいなときには水も汲めるし、トイレの代わりにもなんとか使える(ないよりは各段によい)。

「常に車に入れておくと、こんなシーンで便利ですよ」みたいなイラストを袋の表に入れておくだけでも訴求要因にはなるだろう。

売れないものを売る方法

ものを売るうえでは、大事なポイントがある。

それは「私にとって、何がよいのか。生活のどんなシーンで役に立つのか」を気づかせてあげることだ。

気づかせてあげる、ということは具体的に文字や画像などの情報にして伝えてあげなければならない。

生活に必要のないものなどないので、何か挙げられるはずである。

ぐおお・・・と頭を絞ってみても、何もでてこなければ、本当にその商品はゴミ同然なので、他の商品を開発したり、売ったりすることを考えよう

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